京東がフードデリバリーに参入、美団のシェアを奪うのか
JD.com enters the food delivery market—Will it take a slice of Meituan’s pie
京東がフードデリバリーを開始
最近、「京東黒板報」は、京東外売(フードデリバリーサービス)の開始を発表し、「品質食堂レストラン」の加盟店募集を開始した。また、2025年5月1日までに加盟した店舗に対し、年間手数料無料の戦略を打ち出した。
この発表を受け、美団(Meituan)の株価は急落。2月12日には1日で4%下落し、翌13日には3%回復した。
フードデリバリー市場はすでに成熟している。なぜ京東は今、この市場に参入するのか?美団と餓了麼(Ele.me)という2大巨頭が支配する中、京東に勝機はあるのか?
京東はなぜフードデリバリーに参入するのか?
実は、京東がフードデリバリー事業に関心を示したのは今回が初めてではない。2022年、当時の京東リテールCEOである辛利軍氏は海外メディアの取材で「京東はすでにフードデリバリー市場参入を検討しており、開始時期は社内の能力や適切な人材チームを築けるかにかかっている」と語った。2023年には「京東小时达(即時配送サービス)」を開始し、2024年末には「5%の手数料率」で飲食店を募集する「京東秒送」を立ち上げた。そして、ついに今回、京東が正式にフードデリバリー市場参入を表明した。
京東の狙いは「流量(トラフィック)」の獲得だ。高頻度のサービスで低頻度のサービスを促進する戦略である。
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